一般財団法人 アフリカンアートミュージアム
北杜市長坂町中丸1712-7 Tel 0551-45-8111
入場料 大人800円、学生700円、保護者同伴の小学生以下は無料/各種割引あり
公式サイト http://africanartmuseum.jp
MuseumShop https://africanartmuseumshop.stores.jp
開催日 2022年4月1日(金)〜9月5日(月)/6月9日から後期展
休館日 火曜・水曜(祭日を除く)
開催時間 午前9時30分~午後5時 (入館は午後4時30分まで・7月8月は無休)
今回は、モダニズムに影響を与えたアフリカの造形に着目した展示です。
20世紀初頭のパリで、若い芸術家のリーダーであったピカソは、後期印象派以降の美術の方向性 を模索していました。1904年のある日、友人が、トロカデロの丘におもしろい博物館があるという ので誘いにやって来ました。
暇つぶしのつもりで出かけたピカソはその博物館の収蔵品に釘付けに なってしまいました。
アフリカのマスクや立像を初めて見たピカソは、それまでのヨーロッパ的な手法 とは180度違った造形表現を目の当たりにしたのでした。そして、新しい形や色彩の概念が生まれ、 その3年後に、「アビニョンの娘たち」を発表して「キュビズム」という美術運動として開花しました。
ヨーロッパ的な美の概念から外れたアフリカの造形物が、20世紀初頭のパリの若い芸術家たち の心を掴み、新しい美術の創作の扉が開かれたわけです。 アフリカの造形は、ピカソやブラックだけではなく、マチス、モディリアーニ、クレー、レジェ、ブラン クーシ、ジャコメッティやヘンリー・ムーアなど、20世紀初頭の、ほぼすべての芸術家に影響を与えました。
その概念が抽象芸術に発展し、さらに現代美術や映像表現にまで及んでいます。
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