会場:北杜市考古資料館
〒409-1502 山梨県北杜市大泉町谷戸2414 tel. 0551-20-5505
月曜・祝日の翌日休館
時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
主催・問合せ:北杜市郷土資料館 0551-32-6498
縄文文化が花開いたここ八ヶ岳の麓。重厚かつ華やかな装飾の縄文 土器。素朴な作りの土偶。洗練された機能美の石器。この地にいた 縄文人の造形には驚かされます。現代、この地には多くの工芸作家 が創作活動を行っています。かつての縄文人たちがこの大地から受 けたさまざまなエネルギーを、現代の工芸作家たちも感じているこ とでしょう。八ヶ岳の縄文時代と現代を「ものづくり」を通じて結 ぶ「21世紀の縄文人展」。縄文人の造形から感じたインスピレーショ ンを、自身の作品に投影しています。 現代の工芸作家は、13年目を迎えた今夏も縄文人の感性に迫ります。
小野 理恵
縄文の土器や土偶に接すると私の中の何かが喚起され、力が湧 き上がる感じがします。そのように人の元気を呼ぶ作品を創り たいと願って日々取り組んでいます。
毎年夏、縄文人展に参加させていただき私自身 の成長と一万年もの平和な生活にタイムスリッ プさせられる時を持たせてくださり感謝いたし ます。 今年も縄文人の生活をテーマに製作してみまし た。
縄文土器の文様は美しい、その縄文様を私なりに縄文期の火の あかりのイメージと合わせてみました。この画像は出品の作品 ではありませんが、展示会に向けて試行錯誤しています。 完成品はまだ私にも見えていません。イメージを現代風に表現 できればと思っています。展示会場でお楽しみ下さい。 http://www.design-subaru.com/
Naho Ukegawa
岡山県出身、北杜市在住 過酷な自然環境のなかでも、祈りとともに、長きにわたり、 平和にいきた縄文のひとたち 『いま』をいきるわたしたちに、 なにを伝えてくれるのだろう
縄文をテーマに作品を作る事。 それは縄文人との対話の始まりであり自分の中 にある縄文を呼び起こす旅のようでもある。 どんな作品に辿り着くのか? 期待しながら一歩踏み出す。
なが山 房子
孫の誕生をきっかけに縄文土器作りが楽しみにな り、八ケ岳縄文を旅するようになる。古事記を訪ねてはコノハナサクヤヒメ、イワナガヒメを描いてみ る。わたしたちはみな炉の子なのだと思う。
くりかえしくりかえし何度でもつくってみたくなるモチーフ があります。 アンモナイトもそのひとつ。私にとって、アンモナイトとは 生命の進化の象徴なのです。
アマラ 和(より)/工房アマラ
縄文時代とは、人と自然が調和していた時代。その調和には、 時には自然に人が淘汰されることも含まれていたのではない か? そんなことを思いながら制作したり身体表現をしたりしてい ます。
伊藤 和智 / 石あるく
地元小淵沢生まれ。曽祖父の代から石屋を営 む。人の心をつなぐお墓づくりをめざしている。 縄文人展では、太古に生まれた石の持つ霊性 を感じながら、八ヶ岳の地で循環する命を表現したい。
荒木 イチオ
ヒーリングドロップ、縄文人の滴へのまなざしを追体験し てみたくなりました。不思議への気持ちは、現代人より遥 かに優れていたとおもいます。縄文人が生活していた、自 然が近い、森羅万象の魅魅糖語とした現象の中のささやか な結晶が、滴となって目の前に現れた時、不思議への世界 に引き込ませたに違いありません。
宇々地(うーじ)
1993年「球体のカタチをして球体のオトを奏でる 土の笛」というインスピレーションを受け、土の 笛が誕生。2009年より北杜市に拠点を構え活動を展開。魂の記憶をたどり古代縄文の音と対話を続 ける。2012年より縄文人展に参加。インスタレー ション作品と金生遺跡での奉納演奏を行なう。今もなお息づく縄文の鼓動に耳 を傾け、その音との共振を試みている。 子供たちの為の「八ヶ岳まあるい学校」を主催。
ひであつ
今から約1万年前の出来事です。 満月の夜、月が少しずつ赤く染まっていきます。 空は深まり、星は輝き となりに座る人へ、月を通して その思いは伝わっていきました。 インスタグラム @hideatsu.jp
一万年続いた、戦争のない平和な時代。人間 の本来の生き方ができていた、厳しくも豊かな時代。直接経験したわけでもないのに、縄 文の時代に強烈な郷愁を感じます。八ヶ岳の麓で、縄文人が見たのと同じ景色を見て暮らせる幸せをかみしめながら、この土地でしか 作れないものを作ろうと日々あがいています。
8月1日(日) 14:00~15:00 会場:北杜市考古資料館く入場無料>
作家による解説に加えて学芸員が縄文的な考察で作品に迫ります。
「原始の記憶Vol.8」
~世界の民族楽器による即興演奏~
8月22日(日) 16:00~17:00 会場:金生遺跡入場無料>
出演:GENSHI 楽団
宇々地(土の笛・聲・他)
谷山 明人 (バラフォン・パーカッション・他)
サトウ *kuma-chang ケイゴンゴニパーカッション・他)
多麻美(イダキ・ディジュリドゥ・他)
音響:Amana Sound
8月7日(土)〜15日(日) 11:00~16:00
会場:ギャラリー麓人舎 <入場無料>
八ヶ岳作家による縄文をテーマにしたクラフト作品やアート 作品を展示販売します。
出展:デザイン工房/彫陶遊工房/ぼんてんや/ガラスエ 房うず/木内アマラ和/環工房/UNPO窯/ひであつ/吉野 剛広
出演:木内アマラ和
8月12(木)、13日(金) 14:00~14:25
会場:ギャラリー麓人舎 <入場無料>
密を避けるため要ご予約 090-8313-3152 (木内アマラ和)まで
フライヤー原画・デザイン 吉野剛広(ぺこり庵)