アマラ和(あまらより)は精神科ソーシャルワーカーとして勤務した後、チベットからエジプトへの1年半の一人旅、舞台芸術の研究所での身体表現修行などを体験。2013年からシングルマザーとして北杜市に在住、さまざまな人生経験が作品の変遷につながります。「我々は不安定な中に生きる実感、快感を得る生物である」との今回のコンセプトは美しくひび割れた画面に表現されています。
【今回の個展へのステートメント】
世界も人間も不安定で破滅的な部分を持っている。それらを直視せずに理想郷を語ることは出来ないし、我々は不安定な中に生きる実感、快感を得る生物である。当展示ではアクリル絵具に廃材やミクストメディアを用い、ひび割れや鉱物(自然物)的、人工的質感を交えることで、不安定な世界の長い年月、不安定な人間の意識、そこにある永遠性と生命力を表したいと制作した。作品と鑑賞者の間に共通する不安定要素が現れたら幸いである。
【作家プロフィール】
1972 東京生まれ
1994 日本社会事業大学社会福祉学部児童福祉学科 卒業
1998年よりチベットからエジプトへの1年半の一人旅で絵を描き始める。
2002年から2年間、パパ・タラフマラ舞台芸術研究所入所。バレエ、コンテンポラリーダンス、演技、舞踏、など身体表現の研鑽を積む。
以降、絵画展示、身体表現、を行いつつ精神科ソーシャルワーカー(社会福祉士・精神保健福祉士)。
東京、関西、バリ島などでも絵画展と身体表現を行う。
山梨県では、21世紀の縄文人展(北杜市)、ますとみやまART(北杜市)、NOWHERE展(山梨県立美術館)、などに参加。