イベント案内

『21世紀の縄文人展 2024』大泉町谷戸の北杜市考古資料館にて開催

date : 2024.07.23
 
<期間>
2024年7月13日(土)〜8月18日(日)9:00〜17:00 火・水 休館

<会場>
北杜市考古資料館

関連サイト:詳しくは、こちら(外部リンク)
 

縄文人の感性に現代人はどこまで迫れるか?

〜今年も八ケ岳南麓に、21世紀の縄文人たちが現れる〜

 

会場:北杜市考古資料館

〒409-1502 山梨県北杜市大泉町谷戸2414 tel. 0551-20-5505

会期:2024年7月13日(土)〜8月18日(日)

火・水曜日 休館

時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)

本企画は入場料:無料  *常設展観覧の場合は、観覧料が必要です。

主催・問合せ: 北杜市教育委員会学術課  0551-42-1375

協力:八ヶ岳アート&クラフトネットワークおらんうーたん

 

縄文文化が花開いたここ八ヶ岳の麓。重厚かつ華やかな装飾の縄文 土器。素朴な作りの土偶。洗練された機能美の石器。この地にいた 縄文人の造形には驚かされます。現代、この地には多くの工芸作家 が創作活動を行っています。かつての縄文人たちがこの大地から受 けたさまざまなエネルギーを、現代の工芸作家たちも感じているこ とでしょう。八ヶ岳の縄文時代と現代を「ものづくり」を通じて結ぶ「21世紀の縄文人展」。縄文人の造形から感じたインスピレーショ ンを、自身の作品に投影しています。 現代の工芸作家は、17年目を迎えた今夏も縄文人の感性に迫ります。

 

 

参加工房・作家

 

荒木 イチオ

作品名 「彩雲」は、 雲が、 太陽の光を透かす時に虹色の輝きを発す る自然現象です。 たまにしか観測されない美しい現象なので、古く から吉祥とされてきました。 自然現象に敏感だった縄文人も不思議 な眼差しで見上げていたことと思います。 もしかしたら、 その彩に 神の姿を見出していたかもしれません。 そんな縄文人と、 作品を通 して時空を超えた共感を感じ取りたいと思います。

 

村岡 由季子

この展覧会に参加することになり 「縄文」にフォーカスされ る様になった為かいろいろな形で 「縄文」 に出会うチャンス が多くなりました。
知れば知るほど魅了されてきています。
今の私が 「縄文」 と向き合って模索しながらカタチにしました。

 

宇々地(うーじ)

1993年より古代土笛の制作、 演奏活動と共に縄文への探求が 始まる。 2009年に北杜市に拠点を構え八ヶ岳での活動を始め る。2012年より縄文人展に参加しインスタレーション作品の 展示と金生遺跡での奉納演奏を行う。 今もなお息づく縄文の 鼓動に耳を傾け、その音との共振を試みている。

 

Naho

いきるとは
祈りとは
いのちとは…
縄文人たちは、
土器や土偶、独自の文様や造形に、
何を想い、 何を託したのでしょうか

 

冨田 憲二

発掘された遺跡に触れていると、 何か途方もない時間と、 見たこともない空間に支配され、 胸踊らすことがある。 「木立」 を構築してみました。

 

アマラ 和

21世紀の縄文人とは何か。 懐古主義ではなく空想する理想家
でもなく、 現実をしっかりと受け止めつつ自然と世界と調和し て生きることについて、考えてゆくことではないだろうか。 などとぼんやりと考えながら描いている毎日です。
夏~秋あたりからインテリアアート工房アマラとして再始動、 予定。

 

山本 明良

1万5千年前の 「土器」 と億年の 「石」 を組み合わせ、 「時」への思いを想像しながらの作品です。

 

高橋 正和 /  和窯

現代は産業社会、 そして貨幣経済。 どちらもなかった縄文時 代は生活に必要とする物は、自らの目によって自然界から探 し出す観察力と互いの身体性によって作り出す思考力を兼ね 備えていたのでしょう! 目と手と頭を使って物を作ることこ そ、人間らしく生きることではなかろうかと思いを馳せてい ます。

 

安山  直子

大昔 縄文人は何を思い土器を作っていたのか
縄文人の思いに想像をかきたてながら
私は八ヶ岳の風に吹かれて 土器を創る
1万六千五百年もの時空のスパイラルを超えて
私の作品はこの世に生まれ 八ヶ岳の大地に息づく 縄文への遙かなる思いと愛 それが私の縄文ロマン

 

なが山 房子

縄文のまぶしきいのちゆたかにあふれ
ぐびぐびとすうげんきなみどりご やわらかきちちをまさぐるかわいい手
とおき潮の音まぶたに聴いて
巨桃子曼荼羅えがくひび

 

伊藤 和智 /  石あるく

地元小淵沢生まれ。曽祖父の代から石屋を営む。人の心をつなぐお墓づくりをめざしている。 縄文人展では、太古に生まれた石の持つ霊性 を感じながら、八ヶ岳の地で循環する命を表現したい。

 

吉野 剛広 / ぺこり庵

名づけられたものを失ったときは、 それを失ったことを覚えて いることはできる。 けれど、 名前のない 「なにか」を失ったと き、それは最初からなかったことになる。 縄文時代から現代の 間のどこかで失われたそのような 「なにか」 は、どんなもので、 どのくらいあるのでしょう。 その 「なにか」を表現しようと日々 もがいています。

 

松田 広昭 / デザイン工房 昴(すばる)

「私の縄紋様皿も永遠に・・・・?!」 を願い、 陶器にして頂きました。 この時代の縄紋様も様々な形に変化しながら続いたのは謎です。 焼き物だから 残ってきた文様ですが、おそらく、 縄そのものでも様々な物が作られたのでは? と勝手に想像しながら、 縄の不思議な造形の魅力にはまっています。 今回、 陶芸 作家の伊藤桃子さんのご協力で、 私にはできない陶器に試作頂きました。 今後、 更に様々な縄紋様で、 現代的感覚で完成度を高めたいと思っています。 21世紀 の縄文人として、 私の感性の一つを私なりに完成出来ればと思っています。 (陶器制作協力: 伊藤桃子様 )
http://www.design-subaru.com/

 

 

 

関連イベント

◼️みんなで縄文ザダンカイ! (ギャラリートーク)

7月21日 (日) 14:00~15:30

会場: 北杜市考古資料館 <入場無料>

作家による解説のあと、みんなで縄文について語り合います。

 

■金生遺跡ライブ 「原始の記憶 Vol.10」

~世界の民族楽器による即興演奏と遺跡の解説~

8月3日 (土) 16:00~17:00

会場 : 金生遺跡 <入場無料>
出演: GENSHI 楽団
宇々地 (土の笛・聲・他)
谷山 明人
(バラフォン・パーカッション・他)
サトウ “kuma-chang” ケイゴ
ンゴニ・パーカッション・他)
多麻美
(イダキ・ディジュリドゥ他)
音響: Amana Sound
遺跡解説 : 長谷川 誠 (学芸員)
JLAR

 

 

フライヤー原画・デザイン 吉野剛広(ぺこり庵)

 

 

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